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『銀河鉄道の父』のあらすじやネタバレ!感想や評価をチェック!

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門井慶喜さんの『銀河鉄道の父』が
直木賞を受賞しました!
 
 
私は、銀河鉄道の父は元々注目していたので
すでに読んでいましたが
あらすじやネタバレを
ココにまとめて見ます。

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『銀河鉄道の父』のあらすじやネタバレ

 

 
 
 
『銀河鉄道の』とあるので
ん?もしかして・・・
 
と思った方もいるかもしれませんが
『銀河鉄道の夜』を書いた
宮沢賢治を題材としている
作品になります。
 
 
日本人であれば、誰もが知っているであろう
宮沢賢治ですね。
 
 
『銀河鉄道の父』は
宮沢賢治の人生を実の父の
政次郎の視点で描いた作品なのです。
 
 
淡々と物語が進んでいきますが
父としての息子への深い愛情を
感じる物語です。
 
 
 
しかし、宮沢賢治にとっては
父は大きな壁でもありました。
 
 
しかし、それと同時に
父は賢治の理解者でもあったのです。
 
 
 
政次郎が孫たちを前にして
息子・賢治の『雨ニモマケズ』
朗読して聞かせるくだりも
あったりするのですが
ココが何とも言えませんね。。
 

 
 
 
しかし。
 
 
宮沢賢治を立派な人だと思っている方は
その像が音を立てて崩れ落ちていくかもしれません。
 
 
なぜなら、ここでの宮沢賢治は
質屋のお金持ちの家に生まれた
ただのボンボン息子にも
思えるからです。
 
父・政次郎は
質屋の主です。
 
 
 
家族はなんと9人!
 
一家を支える宮沢家の主として
威厳を保とうとする政次郎ですが
どうしても賢治に甘くなってしまいます。
 

息子・賢治の入院に
泊まりまでして付き添ったり
お金を欲しがる賢治に
お金を渡してしまったり。。

 
 
おやおや、威厳はどこへ?
 
と思いながら、ちょっとクスクス
笑いながら読み進めていましたが。笑
 
 
今の言葉で言うと
政次郎、かなりの親バカです。
 
 
しかし、子供は賢治以外にもいるのに
長男の賢治ばかり政次郎は
甘やかし過ぎではないかと
疑問にも思ってしまいますね。
 
 
賢治だけでなく他の、
次男や娘も可愛がったらどうなの!
と。
 
 
 
しかし、そこはやはり賢治が
体が弱いというところが根本に
あったのだろうなぁと物語を読み進めながら
思いました。
 
 
賢治の物語が
今・この時代も読まれているのは
この父・政次郎なしではありえなかったのだと
思わされます。

 
 
 
そんなにかわいがって育てていた
息子が自分より先にこの世を
去ってしまった悲しみは
どれほどだったでしょうね。。。

『銀河鉄道の父』を読んだ個人的感想

 
『銀河鉄道の父』は
ストーリーの展開が早いので
すいすい読み進められると思います。
 
 
『銀河鉄道の父』は時代物の小説なのですが
そういった小説特有の読みにくさはまったく感じず
とてもきれいな文章なので
つっかえることもなかったです。
 
 
しかし、本の前半は
花巻弁に違和感を感じる方が多いみたいですね^^;
 
後半はすいすい読めると思いますよ。
 
 
個人的に宮沢賢治の
ダメダメっぷりにびっくりしましたね。笑
 
 
こんな仕事は自分に向いてない、とか
一山当ててやる、とか。

 
 
どこか現代の若者像にも
被るものがあるかもしれません。
 
 
父の甘やかしが
それを招いたのかもしれませんが
それでも宮沢賢治の物語は
今も読み継がれています。
 
 
宮沢賢治の物語は
父・政次郎なしでは生まれなかったのだなぁ
と思うと感慨深いですね。
 
 

 
 
父と息子。
 
父・政次郎が抱く愛情が
本当にあたたかくて
ちょっとほっこりします。
 
 
物語の最後の一行には
ちょっとウルッとしますね。。
 
 
父親の深い愛がそこにありますので
ぜひ読んでみてくださいね。
 
 

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