浅草の『ほおずき市』
というものを知っていますか?
夏の始まりを告げる
といわれる、ほおずき市。
7月10日に参拝すると
4万6千日お参りしたのと
同じご利益があるとされているそうで
古くからこの日の参拝が
盛んに行われていたそうです。
(4万6千日って7月10日どんだけすごいのw)
ほおずき市では、
ほおずきを売る店が100店以上も並び
その鮮やかな色を楽しむことが出来ます。
さて、このほおずきですが。
調べてみると、江戸時代の遊女と
深い関係があるそうです。。
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江戸時代の遊女と避妊事情
江戸時代と言うと、
今のように避妊の手段がない時代でした。
和紙を膣奥に詰めたり、
海綿を詰めたりといった方法で
避妊をしていた遊女が多かったようですが
やはり失敗が多かったとのこと。
当時から、
動物の腸でつくられた避妊具も
ありましたが、
やはり高価であったため
普及はしてなかったそうです。
ということで、遊女が避妊に失敗すれば
当然妊娠してしまうもの。
今では信じがたいことかもしれませんが
江戸時代では、避妊よりも妊娠したら
堕胎するほうがかなり多かったのです。
その堕胎に使われたのが
何を隠そうほおずきです。
江戸時代は、ほおずきを使って中絶?
ほおずきの酸漿根(さんしょうこん)の部分に
子宮の収縮作用がある
ヒストニンが含まれているのです。
ほおずきは今でも
さまざまな炎症を抑える漢方として
用いられていますが、
そういうこともあって
妊婦中の方は
絶対に使用してはいけません。
(子宮収縮作用がかなり強いです。)
江戸時代には、
ほおずきのそのような効能が
すでに知られていたので遊女たちが
子供をおろすために頻繁に
買っていたのだとか。
そのほかにも
・唐辛子
・灰汁
・ザクロの皮・根
などを煎じて飲んでいたそうです。
さらに、
水銀まで飲んでいたという事が
言われているので驚きです。。
(もはや、母体の健康が
完全に損なわれるレベル。。。)
そして、
避妊の概念が乏しかった江戸時代は
末期にはもう外国から
持ち込まれたといわれる
梅毒が蔓延していたという事ですね。
ほおずき市のそのような歴史も
行かれる方は頭に入れておくと
さらに面白いかもしれません。
(ぜひ、7月10日に行ってみてくださいね^^笑)